嘘つき姫と盲目王子
狼の姿と姫の姿を使い分けて困難を乗り越えよう。
本当のわたしでは、あなたに触れられない
「嘘つき姫と盲目王子」は「化け物」の「姫」と、人間の王子の交流を描く、2D横スクロールアクションアドベンチャー。
人間の王子を傷つけ失明させてしまった狼。女の子に変身する力を得た狼を操り、自分を姫と偽り、王子を城から連れ出していく。
姫と狼を切り替え、王子を導いていく2Dのパズルアクション。そして心をエグるようなストーリー演出がたまらない一作だ。
スマホ版での追加要素もアリ
変身能力を駆使する横スクロールアクションパズル。
PS4やSwitchでも好評だった日本一ソフトウェアアドベンチャーの作品がスマホに登場。絵本のような絵柄と朗読による演出、染みるストーリーは色褪せない。
買い切り型のゲームアプリで追加課金や広告表示はなく、すべてのコンテンツをプレイ可能だ。
スマートフォンでは追加要素としてサウンドモードを実装。志方あきこ氏とのタイアップ曲『月夜の音楽会』を含む、ゲーム内BGM全16曲が視聴できる。
「嘘つき姫と盲目王子」の特徴は優しくも残酷なストーリー描写
手をつなぎ困難を超えていく。「ICO」などでも描かれた手法だが、狼が傷つけた王子のために姫のふりをして進むというストーリーがより刺さる。
物語を進めると、「本当のわたしでは、あなたに触れられない」というキャッチフレーズが、重くのしかかってくる。
嘘をつきつづけても健気にふるまう姫が心底かわいい。心奪われてしまうわ。
フルプライスの作品がお値打ち価格で
もちろんセピア調の色彩、美しいBGMなど演出面も堪能してほしい。朗読で語られるストーリーも、悲痛な狼の心情を見事に表現している。
狼と姫を切り替える2Dアクション部分をテンポが悪く、もどかしく感じたが、それもまたストーリーに没入させる要素だ。
1980円という価格はスマートフォンアプリにとっては高額に思えるかもしれないが、PS4やSwitchでは7000円で販売されていると思うと格安かもしれない。
懸念していたスマートフォンでの操作性も悪くなく、問題なくプレイできた。
ゲームの流れ

歌うのが大好きな狼。傷つけてしまった王子のため、歌を捨てて変身能力を得る。
いやー王道のおとぎ話展開。そしてこのイラスト感。朗読。たまらぬ〜。

お姫様になって王子を迎えにきた嘘つき姫(狼)。
もうとにかくかわいくてたまらん造形でございます。

ジャンプ力と攻撃手段をもった狼で敵を倒し、進んでいく。
姫と狼の状態では重さの差などもあるためうまくトラップを回避していく。

姫のときじゃないと手を繋げない。狼じゃないと戦えない。
ここらへんが物語とゲームが合致していて素晴らしいと思いまくりました。

本作を泣けるゲーム、と評するのは正確ではないと思う。泣けるというより、苦しいのだ。感情移入しすぎて。
胸が苦しくなるようなすれ違いを、物語だけじゃなくゲームでも体現できる。見事な手法ですわ〜。
「嘘つき姫と盲目王子」の序盤攻略のコツ
狼と姫を使い分けろ。敵には注意。
手を繋ぎながら進み、敵やトラップを進めるときは随時切り替えていこう。あまりに高いところから落ちると転ぶだけじゃなくミスになるので注意。
花を王子に持ち帰る時は、狼に戻れないので無防備。この困難が、どうにもこうにも意地らしい。この感情移入のさせかた、暴力的だぜ。
どうしようもない時は、10分遊ぶとステージスキップできるようになるが、それは最後の手段にとっておこう。
ステージ中に隠されているはなびらを集めよう
ステージに隠された花を探そう。
ステージ中に隠されているはなびらを集めると、随時イラストなどが開放されていくやりこみ要素がある。クリアまでの時間は短めだし、ぜひコンプリートしてくれたまえ。
そうそう、画面のタッチ操作だけじゃなく、PS4コントローラーでの操作に対応。もし持ってる場合は使ってみるとより快適にプレイできるだろう。
Source: 絵本のような、でも刺さる物語。化け物と人間が織りなすハートフルな2D横スクロールアクションアドベンチャー。「嘘つき姫と盲目王子」レビュー


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