
初期の8bitや16bitのゲーム機で生まれた数々の名作ゲームのグラフィックは、ほとんどがドット絵と言われる技法で描かれていました。
そんな古き良き時代の象徴でもあるドット絵の歴史や概要と、ドット絵が活かされているおすすめのスマホアプリを紹介します。
ドット絵とは
ドット絵とはコンピューターグラフィックにおける表現方法で、一般的に正方形のマスを手作業で塗りつぶして並べ合わせたものを言います。
マス(=ドット)を一つ一つ塗り潰していくことから、描くと言うよりドットを打つと表現されます。
グラフィック性能の進化により、どこまでがドット絵でどこからがドット絵ではないかの定義は非常に難しく、なめらかすぎるよりも1ドットが大きく粗さが目立つほどドット絵らしい印象があります。
また色数の制限も重要な要素で、色数が少ないほどドット絵感は強くなります。
当時ははコンピューターの性能が低かったため、色数や解像度の限界によって制限されていたことがドット絵を特徴づけていますが、そのことが近年のリアルを追求した高精細なグラフィックにはない、当時のコンピューターゲームを象徴する魅力ともなっています。
ドット絵の歴史
ドット絵は70年代のPCゲームの時代から、ポリゴンが普及するまで長い間ゲームグラフィックの要でした。
そしてドット絵の歴史はゲーム機の性能進化の歴史でもあります。
現在リアルで美麗なグラフィックが可能にもかかわらず、昔を感じさせるドット絵が魅力的である理由もこの歴史の中にあると言えます。
8bit期:ファミコン時代のドット絵
▲画像は私物
ファミコンの登場により家庭用ゲーム機が大流行し、ドラクエ行列などの社会現象を巻き起こしました。
ゲームに特化して作られたことで汎用的なコンピュータよりも価格が抑えられ、さらに人気作の登場によりゲーム機は急速に普及していきました。
ファミコンの表示画素数は横256x縦224で色数は52色となっており、今見ると少なく感じますが、当時としてはかなり高い性能でした。
この時代に大ヒットしたスーパーマリオブラザーズを始め、多くの名作が生まれたことが、今でもドット絵が高い人気を誇っている理由のひとつかもしれません。
ちなみにスーパーマリオブラザーズにおけるマリオの立ち姿は、16×16のドット絵で描かれています。
また当時のテキストは独特の味わいがあり、ファミコン風フォントやピクセルフォントなどで今でも親しまれています。
16bit期:スーパーファミコン、メガドライブ時代のドット絵
▲画像は私物
8bitから16bitになったことでゲームは新しい時代に突入しました。
性能の向上はグラフィックの美しさに直結し、表現の幅が一気に広がりました。
解像度は最大で512×478となり特に色数は32,768色に増え、いままで難しかったリアルで写実的な表現にも挑戦できるようになりました。
その中でも1994年発売のスーパードンキーコングは、3DCGで作ったものをドットに落とし込み、イギリスの開発メーカーであったレア社の技術を持って美しさや立体感を表現した革命的な作品でした。
この作品の登場はゲームにも3DCGの時代が来ることを予感させると同時に、昔ながらのドットグラフィックの終わりを感じさせるものでもありました。
32bit期:Playstation、セガサターン時代のドット絵から3Dへの転換
Playstation、セガサターンの登場によりゲームソフトがカセットROMからCDに変わり、容量が爆発的に多い大作ゲームが作られるようになりました。
表示画素数は最大640×480となり色数は最大1677万色と、ドットでの描画もより精密に美しく見ごたえのあるグラフィックが制作できる環境が整いました。
しかしこの頃からポリゴンによる3Dグラフィックが見られるようになり、バーチャファイターやFF7などの人気作が数多く生まれました。
同時にドット絵は古いものとなり、ここまで目覚ましい進化を遂げたにもかかわらず、据え置き機においては急激に衰退してしまいました。
スマホゲームのドット絵
ドット絵は据え置き機では消えていったものの、スマホの世界において再び蘇ることになりました。
グラフィックが多様化し、ドット絵というジャンルがしっかりと確立されてからは、表現としていかにドット絵っぽいか、よりドット絵の魅力を引き出すのはなにかということを追求したスマホゲームが出てくるようになりました。
ファミコンなど昔のゲームの質感を再現したレトロドットや、芸術性を高めたモダンデザインに、わざと粗めのドットでタイル感を強調したデザインなど、様々なドットの可能性が今でも追求されています。
ファイナルファンタジーなどドット絵でリリースされる大作
端末のスペックが当時のゲーム機を超える性能を持っているスマートフォンですが、あえてドット絵で描かれている人気ゲームも数々出ています。
中でもブレイブフロンティアとFFレコードキーパーは、黎明期においてドット絵を用いた作品としてスマホゲームで大きな成功を収めました。
また最近でもロマンシング・サガ・リユニバースがストアのセールスランキングで1位を獲得するなど、ドット絵作品の人気は美麗グラフィックが主流のスマホゲームの中でも独自の地位を築いています。
個人制作やインディーズからもドット絵の名作が生まれる
ドット絵は手軽に扱えることもあり、個人やインディーズの開発者にとってはまだまだ魅力的な手法です。
現に良質のドット絵作品は個人やインディーズの作品も多いです。
特にWorld For Twoなどは、インディーズ作品とは思えないほどクオリティが高く、ドット絵に対する愛を感じる作品になっています。
ドット絵を3Dで!世界を魅了したボクセル
また近年大きなブームを巻き起こしたのが、マインクラフトなどに代表されるドット絵を立体にしたようなボクセルゲームです。
角がはっきりと感じられる大きめの立方体で構成されたキャラクターやフィールドが特徴で、ブロックを活かしたゲーム性で新たなジャンルを確立しています。
特にマインクラフトにおいては、売上本数が1億7600万本を突破し、テトリスを超え「世界一売れたゲーム」となるほどの人気です。
ちなみにボクセルは3D座標での体積を表す単位で、ボリューム(体積)とピクセルをあわせた混成語だそうです。
ドット絵が魅力のスマホゲームたち
今回はドット絵が魅力のスマホゲームを10本紹介しました(FF7は除く)。
この他にも魅力的なゲームはたくさんありますので、もっと知りたいという方はそれぞれのゲームのコメントに特集してほしい企画のリクエストをお寄せください。
今日もみなさんにとっていいゲームとの出会いがありますように。
Source: ドット絵が魅力のスマホゲーム10選!歴史を彩った名作から新作まで











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