今はなき異国の情景に心を打たれた。1930年代の温かなノスタルジアに包まれし3D箱庭シミュレーション「恆樂町 ~HAPPY TOWN~」

恆樂町 レビュー ▲美しく鮮やかに再現されたビジュアルに感銘を受けた。

思い出の向こう側にある、懐かしき未体験を求めて。

『恆樂町 ~HAPPY TOWN~』は1930年代の台湾を舞台に街を発展させていく放置系シミュレーションゲームだ。
プレイヤーは若き起業家になって古びた寺院を足がかりに商売を成功させ、町が繁栄する立役者として出世街道を突き進んでゆく。
3Dで描かれたレトロな異文化の景観がとても良く出来ていて、印象に残るオリジナリティを持っているぞ。

タップと放置で資金をインフレさせよう

恆樂町 レビュー ▲画面内のどこをタップしても稼げる。
お金を稼ぐ方法は主に2つ。「タップ」による自発的な労働と「店舗」から得られる自動的な収益だ。
両者ともに大衆食堂や線香屋といった施設をグレードアップすることで効率が上がっていき、やがて序盤の数千倍の額を秒で稼げるように。

住民を増やしてより暮らしを快適に

恆樂町 レビュー ▲住民は町をうろついて小イベントを起こす。
一定額までお金を貯めれば「移民」を呼ぶことができ、人口が増えて町が賑やかになっていく。
さらにゲーム全体の収入がずっと2倍になる特典付きで、二人呼べば4倍・三人呼べば8倍とグングン跳ね上がるのも嬉しい。
「数百回住民と会話する」といった特殊条件でアンロックするレアキャラも隠されていて住民集めも楽しみの1つだ。

『恆樂町』は異国なのに思いを馳せて心温かな気持ちになれるのが魅力!

恆樂町 レビュー ▲昼と夜で違う顔を見せる。布の野外映画とか芸コマ。
20世紀初頭、産業革命や貿易により様々な文化・技術を取り入れて近代化していく狭間の時間。
道行く人々からは活気を感じられ、未来への希望に満ち溢れていた在りし日のロマンが本作にはある。
ゲーム序盤は未整備で土が丸出しの道路など貧しさを残すけど、町の発展と共にレンガの建造物やお洒落なカフェが流行るなど生活に余裕が出てくるのもイイ。
日本で例えると明治後期から大正・昭和初期あたり、ゲームなら「デビルサマナー 葛葉ライドウ」「サクラ大戦」「チュウリップ」のイメージが近いだろうか。
実際に体験したことはなくともイメージを通して万人が享受できる戦前の郷愁、ノスタルジア。その空気に惹かれる人にはこの上なくピッタリな作品だ。

発展させた町を好きなだけ見回そう

恆樂町 レビュー ▲「どうぶつの森」みたいな ほのぼの感あり。
町の全体はフリーカメラを使って360°制限なく鑑賞することができ、一人の住民にスポットライトを当てて違う目線から楽しむなど自由自在だ。
道路に街灯を設置したり、町の広場に目印となる時計台を作ったりと隅々までカスタマイズ可能なのも良い。多彩な建物の3Dモデルは精巧に作られていて必見。
プレイヤー自身が後援してきた愛着もあり、賑やかな町並みはいつまでも眺めていたくなるね。

ゲーム性が同じなら感性を揺さぶるセカイで遊ぼう

恆樂町 レビュー ▲既存作なら「アビスリウム」に近いゲーム性だ。
ビジュアルや世界観の良さだけでなくクリッカー系の放置シミュレーションとしても安心して遊べる面白さを持つ。
開始後からザクザク稼げるのでハイスピードに町が成長していくし、ガチャ要素は存在しないから全てを確実に埋め尽くせるのもやり込みゲーとして嬉しいポイント。
季節で変わる期間限定のイベントも開催していて、住民からお月見団子を集めるとレア施設やキャラが手に入るなど長期的に遊べそうだ。

ゲームの流れ

恆樂町 レビュー
プロローグでは寂れた集落「恆樂町」に訪れた主人公二人組によって進み、町に人を集めて大繁栄させると誓う。
古い時代だからこその何でも成し遂げられそうな全能感というか、フロンティアスピリッツがあるよね。
そんな夢を叶えられるのもテーマの1つかもしれない。
 
恆樂町 レビュー
特筆すべきはそのグラフィック。土の道路を人々が行き交う情景はジーンとくる何かがある。
台湾とはいえ戦前の日本を思わせる部分も多く、九龍城砦みたいにアジア文化がカオスに入り乱れている感じが堪りませんねぇ。
 
恆樂町 レビュー
カメラをズームさせても安っぽさを感じさせない作り込みが素晴らしい。
生活感がダイレクトに伝わってくるし、こういう日常を見れるからこそ文化の発展先も気になるというものだ。
 
恆樂町 レビュー
「飾り」という項目からは町の各所をアイテム購入でデコレーションできる。
通貨はダイヤが必要だが資金稼ぎには関与しないオマケ要素なので安心。長期プレイでもダイヤは貯まるし。
イベント課題を進めれば冬景色や春うららも演出できるようだ。カスタマイズ性の高さがジオラマっぽい。
 
恆樂町 ~HAPPY TOWN~
着々と発展させれば軍隊も結成され、道路も整備されて、時代の変化を色濃く感じられるようになるぞ。
後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)

『恆樂町』序盤攻略のコツ

恆樂町 レビュー ▲毎日ミッションは貴重なダイヤが貰えるので達成必須。
インフレゲーの基本であるマルチタップに対応しているので、まずはこの必殺技を体得しよう。
画面右下のメニューを「閉じる」から判定領域を広げ、両手を熊の手のように構えつつ5本指で交互に同時押し。ワンセットで10回分の連打となる。
序盤はタップでの稼ぎが大きいから「寺院」のアップグレードを全力で進めよう。新スキル開放の500レベルまでは無条件に上げてオッケーだ。

プレイスタイルに合わせて育成の優先順位を決めよう

恆樂町 レビュー ▲施設は別途、100や400レベでワンランク大きくなる。
25倍数レベル毎に効率が2倍になるボーナスが付くので強化時はこのラインを目安に考えよう。
手間をかけても良いから早く発展させたい人は「寺院」、放置メインで稼ぎたい人は「店舗」をメインに強化するべし。
「住民」は全ての効率が2倍アップだから買えるなら即買ってオッケー。町画面でのふれあい報酬も地味にオイシイぜ。

スキルで遊びどころを見極めればラクに稼げる

恆樂町 レビュー ▲どこの地方にも特別なイベントがあるのね。
寺院を一定数までレベルアップすると「夜市」「参拝団」「パレード」といったスキルを使えるようになる。
これらの効果は重複するため「パレード」を覚えた後は全効率の5倍効果を発動してから他のスキルを使うようにしたい。
全開放した頃には殆どの施設が整ってきているハズだから、ペースを落としてスキルが再使用できる時間毎に起動するくらいでも効率よく遊べるぞ。

Source: 今はなき異国の情景に心を打たれた。1930年代の温かなノスタルジアに包まれし3D箱庭シミュレーション「恆樂町 ~HAPPY TOWN~」

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